小布施と松代への旅ーその3、小布施

今朝はあいにくの雨。楽しみしていました志賀高原ルートの雪の回廊は、霧で通行止めで通れません。そこで迂回して小布施へ向かいます。上田市辺りから雨は上がりました。

林檎の花です。

北信五岳の妙高山、斑尾山、黒姫山 、戸隠山、飯縄山が望めますが、妙高山以外は皆雲の中です。遠くに見えるのが妙高山です。

信濃平は桜、桃、林檎の花が満開です。千曲川沿いに桜並木が続いていますが、花見をしている人はいませんでした。

この双耳峰が妙高山です。
飯縄山ですが、山頂は雲の中です。高校時代に登ったことがあり、熊に遭遇しました。

こちらは桃です。

志賀の山々です。こちらも雲の中です。

小布施に到着する前に渡された街のガイドマップから昼食をとる店を決め、バスを降りると直行します。これまでの経験上、観光地の昼は早めに行きませんと、お店に入れません。お店は北斎館向かいの「蔵部」です。オープンしたばかりのモダンなお店です。小布施の夜の滞在者が増えたのか、夜も営業しています。

12時半過ぎにはこの行列です。
信州野沢菜とくらかけ豆の盛り合わせ くらかけ豆は初めて目にする豆です。くらかけ豆は馬の鞍がかかったような模様から名前がついたそうです。どちらかというと固い豆です。あまり特徴的な味はありません。
安曇野ワイナリー シャルドネ 小布施ワイナリーのシャルドネほどの豊潤さはありません。
黒姫鶏胸肉のたたき しっかしした肉質です。山葵醤油で頂きます。

すくい豆腐 甘みがある深い味わいの豆腐です。
なっちょ 高山村 「なっちょ」とは「どう?」という意味の方言だそうです。「今夜一杯どう?」などと使うそうです。

これが店内です。結構広いです。

これまで小布施には、約20年前、そして10年前と二度訪ねています。初訪問は小布施ワイナリーが作った日本ワインのシャルドネが世界的な賞を受賞した翌年のことです。今回の小布施ではこのワイナリーのワインを目にすることはありませんでした。理由は小布施ワイナリーのWebサイトをご覧ください。

 人口1万人余の小さな町(長野県内最小)ですが、年間100万人以上の方々が訪問します。しかもリピーターが多い。その理由にあげられるのが「修景」事業です。

 地方の町はどこでもそうですが、小布施も人口減対策に悩んでいました。1970年頃に町は開発公社を設立し、宅地造成しました。数百戸の住宅が建ち、人口も2000人以上増加しました。更に、その収益5億円で、76年小布施に残された北斎の肉筆画を一堂に集めた「北斎館」を開館しました。当時は、“田んぼの中の美術館”と揶揄される状態であったそうです。

 そこで北斎館を中心とした街並み「修景」事業が始められます。「修景」の主意は、「歴史様式で装って町並みを観光地化するのではなく、日常生活の中で自然に歴史文化が感じられるように環境を整備する。古いものは古いものとして残し、それらと連続性を保ちながら、生活環境を新たに作り上げる」ことです。

 この修景事業が格段に進んだのは、2005年、東京理科大学川向研究室と「小布施まちづくり研究所」を設立したことが大きい。それまでも町民、地場企業、行政で丁寧な協議が重ねられ、町民の支持を得ていましたが、そこに大学の研究室が加わり、修景の理論武装ができたからです。

葛飾北斎が描いた肉筆画「富士越龍」 が是非見たかったのです。北斎最晩年の肉筆画です。富士を越えて龍が天に昇る。龍は勿論北斎です。90歳で亡くなる数か月前の作品です。凄まじいまでの向上心です。

北斎館開館後に最初に修景されたのがこの「栗のこみち」です。10年前とは周囲の建物が変わっているように感じます。

人が通らないところを狙って撮影している訳ではありません。皆さんこの小道を知らないのでしょうか。小布施の修景を象徴する場所なのですが……。

歩道に敷き詰められた四画のものが小布施名物の栗の木で作られたものです。命名の理由です。

どうですか? この佇まい。

近年始まりましたオープンガーデンです。なかなか意欲的な試みです。

このお店、東京にもあるらしいです(サンクゼールワイナリー)。帰りのバスで飲むワインを購入しました。

修景事業は広がっているようです。もっと離れた場所へも足を運びたかったのですが、時間の関係でできませんでした。

このような小さな土産物店が沢山できています。ツアーで沢山の試食券を渡され、その店に寄ったりしました。ここではお煎餅を一枚頂きました。

小布施堂別店です。10年前に来た時には見ませんでした。

桝一市村酒造です。小布施の修景に協力した代表的事業者です。

酒蔵に建つ大きな煙突です。

小布施堂本店です。こちらも修景事業に協力した代表的企業です。

 

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